歌劇「ブエノスアイレスのマリア」
[イベント概要]
| 会場 | 神戸朝日ホール 座席表を見る(PDF) |
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| 日程 | 2026年5月31日(日) |
| 時間 | 15:00開演(14:30開場) |
| 料金 | 一般:7000円 大阪新音会員:6500円(全席指定・税込)主催 大阪新音・神戸新音、神戸朝日ホール、株式会社Tango Querido |
| チケット購入 | 大阪新音
[その他の販売所]
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| チラシ |
プログラム
歌劇「ブエノスアイレスのマリア」
スペイン語上演/日本語字幕付き作詞作曲 アストル・ピアソラ/オラシオ・フェレール
ピアソラの最高傑作、待望の関西初演
出演
城妃美伶/マリア(歌手)KaZZma/カント―ル(歌手)西村秀人/ドゥエンデ(朗読)
早川 純/バンドネオン 柴田奈穂・会田桃子/ヴァイオリン 田中景子/ヴィオラ
橋本 歩/チェロ 赤城りえ/フルート 田中庸介/ギター 宮沢由美/ピアノ
田辺和弘/コントラバス 相川 瞳/ビブラフォン、シロフォン
海沼正敏/パーカッション
マリアとタンゴの背負う数奇な運命とは
フル編成で難る、死と生誕の悲しくも美しいもう一つのクリスマス歌劇「ブエノスアイレスのマリア」とは
1960年代、テレビの普及などによりタンゴが衰退していた頃、ピアソラは極度のスランプに陥っていた。しかし、詩人オラシオ・フェレールとの共作「ブエノスアイレスのマリア」はピアソラを復活へ導き、のちに最高傑作として知られる作品となる。2021年、バイオリンの柴田奈穂率いるタンゴケリードはこの総勢14名以上からなる大編成作品を日本で初めてオリジナルに忠実な編成によるオペラ形式で上演、満場のオールスタンディングとメディアの高評価を得た。今回は、新たなマリア役として宝塚歌劇団出身でアルゼンチンダンサーとしても受賞歴を持つ城妃美伶を迎え、待望の関西初演となる。
その時、劇場で場末のブエノスアイレスの匂い、光と影が蘇るだろう。あらすじ
マリアはドゥエンデの不思議な力によって夜更けに呼び覚まされる。
彼女はやがてバンドネオンの息により堕落させられ死んでしまうが、その魂は影のように生き続け、新たなマリアを身ごもり出産する。
マリアの背負う2つの十字架とは。そして彼女が産み落とした新しい命は、復活した彼女自身なのかそれとも–
聖書の受難・復活・クリスマスの物語と、タンゴの歴史を主人公マリアに重ね、その運命を紡ぐ、祈りに満ちた一大叙事詩。
関西初演に寄せて
この作品中には、タンゴが生きるようにとの祈りが随所に感じられます。関西にこの作品が届くことが、この折りの一助となりますように。ピアソラの大編成の魅力をぜひ劇場で共有していただけましたら幸いです。城妃美伶 マリア・影のマリア
2011年宝塚歌劇団入団。入団早々頭角を表し、2013年には新人公演にて「ロミオとジュリエット」のジュリェット役を演じた。以降「花より男子」の牧野つくし役をはじめ数々のヒロインを担い2019年退団。芸能活動を再開し、タンゴダンサーとしても活躍。2024年にはタンゴアジア大会ステージ部門3位入賞。 2025年オーディションで本公演マリア役に選出された。
KaZZma/カズマ カントール(5役)
1998年『歌曲ソロリサイクル』にてデビューを飾る。「KaZZmaカルロス・ガルデルを歌う」はLatinaによる2023年ベストアルバムに選出。小松亮太unit、小松真知子&タンゴクリスタル、Trio Los fangandos、鈴木崇朗cuarteto、各楽団の歌手を長年に渡り務めている日本を代表するタンゴ歌手。
西村秀人 ドゥエンデ
アルゼンチン・タンゴを中心に南米音楽を専門に研究。現在PaPiTa MuSiCaとして谷本雅世と共に来日アーティスト、南米音楽演奏家の公演サポート、通訳、翻訳音楽CDの選曲や解説を担当。著書多数。
早川 純 バンドネオン
2022年8月サルデーニャ島で行われた国際バンドネオンコンクールで優勝。2013年から2年間、パリを拠点としてヨ-ロッパ各地で演奏活動を展開した。現在は日本を拠点としてバンドネオンソロで全国を巡りつつ、様々なスタイル・編成のユニットを主宰。ドラマ・映画への楽曲提供・出演など、独自の活動を続ける。



