長富 彩ピアノリサイタルシリーズ≪Colors≫第2回   開催終了

[イベント概要]

会場兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール
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日程 2023年7月9日(日)開催終了
時間14:00開演(13:30開場)
料金 一般:3500円 会員:3200円
チラシ
長富 彩メイン画像

プログラム

ショパン:ノクターン第13番ハ短調Op.48-1
スクリャービン:12のエチュードより嬰ニ短調「悲愴」Op.8-12
ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ファリャ:火祭りの踊り
ファリャ:アンダルシア幻想曲
リスト:超絶技巧練習曲集より「マゼッパ」S139-4
リスト:スペイン狂詩曲S254

※曲目・曲順は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

アンコール

リスト:ラ・カンパネラ
ベートーヴェン:エリーゼのために

長富 彩 Aya NAGATOMI

2005年に東京音楽大学附属高校首席卒業。同年からハンガリー国立リスト音楽院にて、バルトークやリストの研究者で世界的に著名なジョルジュ・ナードルに師事する。
2008年、米国に拠点を移して演奏活動を開始。同年、ニュージャージー州・プリンストン大学でのシンポジウムに奨学生として参加し、エドナ・ゴランスキーにターブマン奏法を学ぶ。2009年、ニューヨークのスタインウェイホールでリサイタルを行い、満席となった。
これまでに、上海クァルテット、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団、大阪交響楽団と協奏曲を共演している。2021年10月、ビクターより『夜のガルパール』~ラヴェル:ピアノ作品集をリリースした。
現在、兵庫県在住。

長富彩さんからメッセージをいただきました

色をテーマにしたシリーズ。前回は「紺」をテーマにしましたが、今回はガラリと雰囲気を変え“情熱やジェラシーの「赤」”をテーマにします。色は、一つの色の中にいくつかの色が重なり完成しますが、赤と青と黄は他の色を組み合わせで作ることのできない原色です。それでも100以上の赤が存在します。

今回は、何かと何かを混ぜ合わせた色ではないですが、燃えたぎる情熱の赤なのか、静かにジェラシーを爆発させる瞬間を待つ不気味な赤なのか、はたまた魔除けのようなイメージの赤なのか─。今回プログラムを考えるにあたり、赤を思い浮かべたとき脳裏に流れてきた曲たちをとりあげます。

私は感覚的に曲を捉えて色を感じています。

ベートーヴェンのソナタ「熱情」のように、タイトルだけで世の中のイメージが固まっているような曲も選びました。この曲を私は黒と紫を混ぜたような「バーガンディ赤」をイメージしますが、聴いてくださる方は黒や青をイメージするかもしれない。白のこともあるかもしれない。

皆さまに、そんな色と感情・イメージを混ぜ合わせて想像してもらいながら、当日は私が思い浮かべた「赤」のプログラムをお聴きいただければと思っています。また、お聴きいただくことを、私自身とても楽しみにしています。

音楽に限らず、自分を表現するということは何千通りもあり、それは自由であるということを、音楽を通して伝えていけたらとも思っています。

当日はぜひ、私の“表現の世界”をお楽しみください。